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近年健康補助食品として、その地位を確かなものとしたプロポリス。しかしプロポリスの名前は聞いたことはあっても、そのプロポリスの効能・効果・効用、またプロポリスに含まれているフロボノイドって何?とお思いの方も多いと思います。
そこでプロポリスの効能・効果・効用はもちろん、プロポリスの成分・抽出方法・歴史など、プロポリスをよりよく知り、あなたの健康にお役立ててください。
☆ プロポリスとは?
プロポリスとはミツバチが花の芽、つぼみ,木の皮から集めた天然の抗細菌物質です。抗バクテリア、抗ウィルス作用に優れ、ペニシリン、ストレプトマイシン、テラミシン等と同じ効力があり、一方で抗生物質と違い、副作用を引き起こさないで治癒させる特徴を持っています。
ミツバチを守り続けてきたプロポリスは、ミツバチが大自然の中から樹液等を集めて自らの分泌物と合わせてつくり上げた「天然の抗菌物質」であり、数万匹からなる過密な巣房をウイルスや外敵等から守る重要な物質です。同じ蜂産品であるローヤルゼリーやハチミツなどと違って採取できる量は非常に少なく、人為的には増量合成のできない貴重品なのです。
プロポリスは、さまざまな樹木から集めてきた樹脂を、ミツバチが唾液とともに噛み続け、ワックス状にしたものがプロポリス製品の原料となる原塊と呼ばれる物質です。
このようにして作りだしたプロポリスを、ミツバチは巣の補修などに使います。入り口や巣の中の通り道にも使われていますが、これは通路を狭くして外敵の進入を防いだり、巣の内部を一定温度に保ったり、なめらかにするためです。
しかしプロポリスの一番の目的は、巣を無菌状態に保つことです。樹液には木自身を、守るための抗菌力が有って複雑な成分で作られています。例えば巣に外敵が進入すれば、多数のミツバチが蜂毒を用いそれを殺し、死骸は巣から運び出されます。しかし、死骸が大きくてそれができない場合、死骸をプロポリスで覆うのです。
一つの巣箱内には多いときで6万匹以上のミツバチが集団生活をしていて文字通りの過密世帯のため、常に巣箱内の衛生状態を保つ必要があります。そしてプロポリスで覆われた死骸は腐敗せずミイラ化され、無菌状態で保たれるのです。
また巣の出入り口にプロポリスを塗り、ミツバチ一匹がやっと通過する事が出来るほどせまく、長いトンネルを作り、常にこのトンネル内は新しいプロポリスで補給され、外勤より帰巣するたびに自身の体をプロポリスと接触する事によって外部から持ち帰る有害菌の滅菌を行う、いわば関所のような役目をしています。
この様に蜜蜂は人類誕生よりずっと以前、4200万年前には既に独特の集団生活をしていたと考えられます。他の生物は、厳しい環境に適合して生きて行くために遺伝子を変化させて進化してきたとされていますが蜜蜂は現在に至るまでプロポリスを利用する事によって、進化する必要が無かったと考えられていて、プロポリスはまさに、改良の余地のないほど完璧なものだったと言われています。
こうして一つの巣の中で6万匹もの蜂が伝染病にかかることなく共同生活をすることができました。人類は蜂の生態の中からこの貴重な物質を発見し、古代エジプトギリシャの時代からミイラの保存や健康維持、医薬品として利用してきました。今日、欧米諸国では医薬品、化粧品など幅広く利用されていますが、日本においても、健康補助食品として一躍注目を浴びるようになってきました。
☆ プロポリスの効能・効果・効用は?
プロポリスの知名度は日本ではまだまだ低く、驚くべき効果がある、ということを聞いていても、プロポリスの効能・効果・効用はあまり知られていません。
プロポリスの成分には、炎症を治す働き、すなわち抗炎症作用があります。それも、強力な細胞賦活作用、新陳代謝促進作用、抗菌作用、リンパ組成の活性化作用、血管透過性の改善作用など、多くの抗炎症効果を持っています。
実際、体験的に効果があったといわれるのは、皮膚疾患では、やけど、水虫、ウオノメ、アトピー性皮膚炎、ウイルス性皮膚疾患など。
内科系では、胃炎、胃腸潰瘍、十二指腸炎、大腸炎、膀胱炎、腎臓炎、前立腺障害、喘息、気管支炎、結核、肝炎など。動脈硬化や貧血などに効果があったと言われています。
他にも、ものもらいなどの目の炎症、歯痛や口内炎、歯槽膿漏にもよく、さらには二日酔いや育毛効果、また「天然アスピリン」という別名があるくらいで頭痛などの痛みに、さらにガンが治ったとの多くの報告もあります。
このような病気治療の体験がクチコミとなり、多くの人にプロポリスは飲まれるようになりましたが、日本では健康食品としての歴史も浅く、その効能・効果・効用も研究が始まったばかりで、まだまだ未知数の生薬なのです。
またプロポリスは『フラボノイド効果』と言われる程、フラボノイドの含有量が決め手になると言われ、実際にフラボノイドの含有量は、プロポリスの採取された植物の種類、環境、抽出方法により大きく左右されます。
☆ プロポリスの成分は?
プロポリスは蜜蜂が作る物なので、原産地や気候、木の種類(蜜蜂が何の木に巣を作ったかの違い)、蜜蜂の種類によって含有成分に差異が生じる事が指摘されています。中でも、ブラジル産プロポリスが品質が良いと言われています。これは、ブラジルの気候が高温多湿で細菌などが繁殖しやすい為、より高い抗菌性が必要であるからだと考えられます。
この様な理由でプロポリス製品によって一定ではありませんが、プロポリスの成分は次の様になります。
プロポリスの主な成分は、フラボノイド類、ミネラル類、アミノ酸類、ビタミン類、酵素類、有機酸類などです。
プロポリスに含まれる成分は何千、何万と言われています。そうです、プロポリスは有効成分の複合体なのです。
プロポリスは有効成分フラボノイドやアミノ酸、ミネラル等の天然成分が多種多様に含まれており、特に主成分となるフラボノイドは、植物が紫外線やウイルス等の外敵から身を守る為の自己防衛機能としての役割だけでなく、それらを食する昆虫や動物の生活活動にまで影響を与えるほどの重要な物質で、ミツバチはこの自然の摂理を本能的に感じ、これを利用し、4000万年も生き長らえてきたのです。
また、近年最も注目を浴びているプロポリスの成分は、カフェ酸フェネルエステル、ケルセチン、クレロダン系ジテルペン、アルテピリンCです。
カフェ酸フェネルエステル、ケルセチン、クレロダン系ジテルペンは、人間の生理作用や免疫に関して大変注目される研究材料となっています。
☆ プロポリスの抽出方法は?
プロポリスの抽出方法としては、アルコール抽出・ミセル化抽出・水抽出の3種類があります。
プロポリスは巣からとってきてそのまま利用するわけではありません。過去には粉末状にして使用されていたようですが、プロポリスの原塊はひとつの巣箱から年間100〜300グラム程度しか採れない貴重なものです。
現在は少しでもプロポリスの成分を有効に利用する目的から、3種類(アルコール抽出・ミセル化抽出・水抽出)の抽出法が行われています。
もっとも一般的な抽出法はアルコール抽出法です。これはプロポリスの原塊と食用アルコールを一緒に二〜三週間攪拌し、その後、濾過してアルコールとプロポリス成分の融和を計る為、一定期間保存した後に使用します。 一般に熟成と称して保存期間が長期にわたる程良い商品で有るかのようにうたっているものも有りますが、これは定かでは有りません。
また、アルコールを用いないで抽出されたものは、アルコール抽出法によるものに比べ飲みやすくなっています。
このように、それぞれの方法で抽出されたプロポリスの効果については、どの抽出法が優れているという事はまだ定かではなく、これからの研究に期待されています。
☆ プロポリスの歴史
プロポリスの製作者ミツバチが4000万年以上もの太古の昔から今日に至るまで、恐竜などのように絶滅することなく延々と生き続け、太古の昔と変わらず同じ生態系を形成していることは正に遺伝学上の奇跡です。
プロポリスの歴史は古く、昔から人々の健康のために使われてきました。また他の用途として、イタリアの著名なバイオリン製作者ストラディバリがバイオリンの共鳴を向上させるためにプロポリスを混ぜたニスを使った話も有名です。
日本では、1985年に名古屋で開かれた国際養蜂会議において、感染症や関節炎などにプロポリスを使った治療成績が発表された事がきっかけで、以後、様々な研究が進められるにつれ、プロポリスの多彩な効力が国内外から報告されていく様になり、日本の養蜂関係者ばかりでなく、研究者や一般の人々にも高い関心を呼び、プロポリスブームのきっかけとなりました。
現在では、さまざまな研究機関でプロポリスの機能について研究がおこなわれ、プロポリスの解明が急速に進んでいます。
日本でプロポリスに注目が集まったのは最近の事ですが、その歴史はなんと紀元前からで、古代ギリシャの哲学者「アリストテレス」の「動物誌」にはプロポリスが感染病などの治療に適していると記されています。
また東ヨーロッパを中心とした地方では古くから民間薬として用いられきました。
そして、日本でプロポリスが健康食品として一般に知れ渡るようになるきっかけとなったのが、1991年9月の「第50回日本ガン学会総会」で、国立予防衛生研究所の松野哲也氏が発表した研究、「プロポリスから抗ガン物質を発見」と、ニュースとして大きく報じられたことによるとされています。
☆ プロポリスに含まれるフラボノイドとは?
フラボノイドとは植物に含まれる色素成分の総称で、多くの植物に含まれるポリフェノール成分の大分類の一つで、別名ビタミンPとも呼ばれ、ポリフェノールの中で最も重要な成分です。
フラボノイドは抗酸化力が強く、ビタミンCの吸収を助けたり酸化を防ぐ効果や、ビタミンCに協力して毛細血管を丈夫にする働きもあり、サプリメントや化粧品の素材として利用されています。
また大豆に含まれるイソフラボンや、ベリー系の果実に含まれるアントシアニン、お茶に含まれるカテキンなどもフラボノイドの一種で、フラボノイドはポリフェノールの仲間なので、同様に強い抗酸化作用があります。
フラボノイドは自然界から非常に多くのものが発見されており、その数は4000種類以上になると言われています。なかでも、プロポリスには、他の植物には見られない、抗菌力の非常に高いフラボノイドが天然の形で含まれており、プロポリスの持つ抗菌・抗ウィルス作用は、このフラボノイドの効果によるものと考えられています。
☆ フラボノイドの効能・効果・効用は?
フラボノイドの効果としては、神経をリラックスさせる抗ストレス作用や抗菌作用など多くの作用が注目されています。老化の原因となるといわれているのが過酸化脂質です。フラボノイドにはこの過酸化脂質の増加を抑える作用があります。また、フラボノイドの一種であるケルセチンは、ガンの温熱治療の効果を高めるとも言われています。
フラボノイドにはその他にも身体の酸化を防ぐ働きがある物質として知られており、老化やあらゆる病気の要因とされている活性酸素を抑制し、抗アレルギー作用、細胞膜の強化および細胞活動の活発化、更年期障害等で起こる高血圧・コレステロールの抑制、循環器疾患のリスク軽減、免疫機能を向上させ、生命力及び自然治癒力の強化などの働きがあります。
またフラボノイドはビタミンCといっしょに摂ることでビタミンCの酸化を防ぎ、吸収を助けてコラーゲンの再生にも重要な機能を果しています。さらに毛細血管を強化し、血液の循環やコレステロール値を安定させます。
以前までプロポリスの主流はプロポリスエキスでしたが、飲みにくいという方が多かったため、最近ではカプセルタイプのプロポリスも増えてきました。初めてプロポリスを試して見たいという方はカプセルタイプがおすすめです。
プロポリスって聞いたことはあったけど、知らない事も多かったのではないでしょうか。4000万年の歴史プロポリス。これからの研究でどんな効能・効果・効用が発見されるのか、注目していきたいですね。
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