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いびきは他人に迷惑をかけているばかりでなく、本人の体にも多くの危険な問題が出て来ていることがわかっています。いびきをかき、しかも呼吸が抑制され熟睡していないとなれば、日中の眠気、集中力、活力、記憶力が低下し、精神不安定でイライラしたりするようにもなります。
たかがいびきと思っていると、後悔する事になるかもしれませんよ。いびきはあなたの身体の不調を教えてくれているんですから。いびきで危険信号を感じたら、まずはいびきの原因をつきとめ、正しいいびきの治し方、いびき予防法でいびき予防!いびき解消!いびき改善!
☆ いびきの原因は?
いびきの原因にはさまざまなものがあります。
いびきとは睡眠時に発生する粘膜の振動音です。主な原因としては肥満、アルコール、薬物、アデノイド、咽頭部の異常、鼻疾患、ストレス、疲労などがあります。
鼻の入り口から声を出す声帯までの空気の通り道を上気道といいます。その上気道で睡眠中に異常な騒音が出るのが“いびき”です。
当然のことですが、いびきは眠っているときにしかおこりません。眠っていると上気道のどこかが狭くなることがあり、そのためにいびきが出やすくなります。眠ると全身の筋肉がゆるみますが、のどの筋肉も緊張が無くなり、振動しやすくなります。特にのどちんこ(口蓋垂)とその上の軟口蓋といわれる部分の振動が最も多いいびき音の出る場所です。
また、舌の付け根の部分は仰向けに寝ていると、重力によってのどを狭くする方向に沈み込んでしまいます。最近話題になったのは、地上では重症のいびきをかいている宇宙飛行士も、宇宙の無重力状態ではいびきは全く出なくなるという報告がありました。
アレルギー性鼻炎や花粉症、ちくのう症(副鼻腔炎)、鼻曲がり(鼻中隔弯曲症)や肥厚性鼻炎、稀には鼻やのどに出来た腫瘍などがあると、鼻粘膜が腫れて鼻の中が狭くなりいびきが出やすくなります。
鼻粘膜の腫れはカゼの繰り返しや副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎などによる慢性的な刺激が原因となって、生まれてすぐから何年間にも渡って徐々に進行するため、鼻づまり(鼻閉)傾向があることに本人も気づかないで過ごしている方もおられます。そのような方では、起きて活動しているときは鼻が詰まっていなくても、眠ってしまうと交感神経の緊張が解けて副交感神経が優位になって鼻の粘膜はより一層はれてきます。鼻づまりの傾向がある人は、いつの間にか口で呼吸を補う習慣が出来ています。そして、起きている間だけでなく睡眠中も口を開けて呼吸するので、本人も知らないうちにいびきがでていることになります。
いびきは睡眠時にのど、鼻の部分が何らかの原因で狭くなり、空気の流れに合わせて異常な音を発するものです。従ってこの狭くなる原因を取り除く事がいびき予防・いびき解消・いびき改善になります。原因は肥満など全身的なもの、鼻、のどの局所的なものがあるので、いびき予防・いびき解消・いびき改善には、原因が何かをまずつきとめることが必要です。
☆ いびきの主な原因は?
激しい疲労のとき、ストレス
体が疲れた時は、口呼吸でより多くの酸素を取り込もうとします。そしてのどの奥の軟口蓋が激しく振動することでいびきが起こります。いびきを止める方法としてはストレスをためない事が大切ですが、現代の生活ではもっとも難しい事かもしれません。
肥満
いびきは体重の増加とともにその割合も多くなります。体重が増えるに連れ、顎の周囲、首周り、喉や舌も太くなり、その結果気道が上下左右から圧迫され気道が狭くなりいびきの発生につながります。肥満が原因のいびきを直すには、時間がかかりますが、地道なダイエットが最も効果的です。
アルコール
体内にアルコールが入ると気道内が充血し粘膜が膨張します。鼻が詰まった感じになるわけです。また舌や咽頭の筋肉の緊張がなくなり気道が狭くなりいびきの発生につながります。お酒の飲みすぎはいびきのみならず身体によくないことはご存知の通りです。禁酒しましょうとは言いませんが、いびきを早く確実に止めたい方は、お酒を控える事がいびき予防の近道なのは間違いありません。
薬物
筋弛緩薬、睡眠薬、精神安定剤などは筋の緊張を緩和させる作用があり、舌や咽頭の筋肉の緊張がなくなり気道が狭くなりいびきの発生につながります。薬を飲むなとは言えませんが、睡眠薬や精神安定剤の乱飲はやめましょう。
鼻疾患
アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などは鼻の通りが悪くなりがちで、粘膜の抵抗が大きくなりいびきの発生につながります。
咽頭扁桃部の異常
咽頭扁桃、口蓋垂(のどちんこ)の炎症や肥大により気道が狭くなり、いびきの発生につながります。
骨格や年齢によるもの
骨格・小顎の女性など、顎が小さいといびきを発生することがあります。また年齢による筋力の低下によりいびきを発生することがあります。
☆ 子供のいびきの原因は?
一般的に子供はいびきはかきません。子供の寝息は「すやすや」と表現されているように、通常は鼻が通っているのです。もし子供がいびきをしているときには、何らかの影響で気道が狭くなっていることを疑う必要があります。気道が狭くなると呼吸するときに抵抗が生まれるためいびきとなっているのです。
子供は日常活発に動き回っています。もしも日中眠気があったり、やる気がなかったりするようだと、いびきによる睡眠不足も疑われます。とくに、無呼吸などの症状を起こしているようであれば体内の脳や臓器は十分な酸素が得られなくなることも考えられます。このように子供がいびきは身体の発育に影響が出る可能性もあるため注意が必要です。
では、子供のいびきを放置していると子供に対してどのような弊害があるのでしょうか?
子供のいびきを放置していると正常な成長が阻害されます。成長ホルモンは、正常な睡眠時に放出され子供の生育を促します。しかしいびきにより、睡眠障害がおこると、成長ホルモンの分泌が悪くなり、子供が正常に生育しなくなるといった問題が発生します。
また、快適な睡眠が得られないために、日中には活気がなくなり、そして睡眠障害からくる集中力の低下により、学力の低下、運動能力の低下などが確認されています。子供のいびきが続くようなら一刻も早くいびき予防・いびき解消・いびき改善などの対策をしてあげましょう。
☆ いびきの問題は?
鼻呼吸は、鼻の粘膜によりウイルスや細菌の侵入をくい止める正しい呼吸方法ですが、口呼吸は、ウイルスや細菌の侵入をダイレクトに許してしまいます。
いびきによってノドが乾燥してウイルスや細菌に対しての抵抗力が低下しノドが腫れたり風邪にかかりやすくなります。
またいびきによる無呼吸が原因で酸欠状態になりその結果、心臓に負担がかかり高血圧・心筋梗塞・脳卒中になりやすくなると最近の研究で分かってきました。
さらに無呼吸状態になると睡眠中の脳が呼吸を再開させるために覚醒して、その結果、快適な睡眠が妨げられ昼間の生活及び、成人病発生の増加など多大な悪影響を及ぼしています。
◇ いびきによるさまざまな影響
・細菌やウイルスに対して抵抗力が低下する
・居眠運転による交通事故の発生率の増加
・高血圧・心臓病・脳梗塞の発生率の増加
・集中力の低下により勉強や仕事の能率が下がる
☆ SAS:睡眠時無呼吸症候群とは?
いびきにはさまざまな原因がありますが、睡眠時に呼吸が止まり無呼吸になっているときには睡眠時無呼吸症候群が考えられます。
睡眠時無呼吸症候群は読んで字のごとく「睡眠時」に「無呼吸」状態になる病気です。英語ではSleep Apnea Syndrome(SAS)と書きます。
無呼吸というのは、10秒以上呼吸が停止していることを言います。睡眠時無呼吸症候群とは、その無呼吸が睡眠7時間中に30回以上ある場合か、この無呼吸が1時間に5回以上ある方は睡眠時無呼吸症候群と診断されています。
睡眠時無呼吸症候群では、無呼吸になっていないときはいびきが殆ど必ず起こり、無呼吸といびきを繰り返します。そうであれば、睡眠時無呼吸症候群の原因もいびきの原因と変わることはありません。中枢性といって脳に障害があるケースもありますが、殆どが閉塞性といって上気道が何らかの原因で狭くなるために起こります。
「無呼吸=息が出来ない」ので死んでしまうのではないか?と思われがちですが、実は、この無呼吸自体で、死んでしまうことはありません。むしろ、無呼吸が続くことで体に負荷がかかり生活習慣病(高血圧や心疾患など)になることや、昼間の眠気による事故(交通事故、労災事故)に関係するため、ご本人だけでなく社会的にも問題となっています。
睡眠時無呼吸症候群はしっかり治療すると無呼吸がなくなり、生活習慣病や眠気などの症状もきちんとコントロールできます。この疾患はなにも特殊な疾患ではありません。有病率は人口の4%と言われており、日本には200万人いると言われています。しかし、なかなか気がつきにくい、いびきをかく程度で受診するなんて恥ずかしいと言う理由などで、まだまだ治療を受けている方が少ないのが現状のようです。
上気道が狭くなる原因は、いびきの原因と同じです。原因は一つと言うことは少なく、多くの要因が関係していますが、肥満が第一の原因といわれています。鼻の病気による鼻づまり、扁桃肥大、舌根肥大、顎の骨の異常、小児ではアデノイドなどの病気が上気道を狭くします。睡眠中の体位や過度のアルコールと食べ過ぎが、ますます状況を悪化させます。睡眠時無呼吸症候群の治療はそれらの原因を取り除くことですが、どれも簡単に改善できるものではありません。
☆ いびきと睡眠時無呼吸症候群の関係は?
睡眠時無呼吸症候群の患者の多くは、大きないびきをかきます。いびきは身体からの睡眠時無呼吸症候群の危険信号として認識してください。いびきを治療するこによって睡眠時の呼吸が整えられて、質の良い睡眠を取り戻し、昼間の眠気などの症状をなくして、活動力あふれる生活を送ることができるのですから。
☆ いびきの直し方・いびき予防法は?
肥満が原因でいびきをかく人は時間がかかりますが減量が絶対に必要です。減量だけでいびき予防・いびき解消・いびき改善が得られることは非常に数多く報告されています。
逆に、肥満体のままでいびきを治そうというのはいささか虫が良すぎるかもしれません。標準体重の方でも、皮下脂肪の多い、いわゆる内臓肥満の人は運動をして全身の筋肉を鍛えるのが良いとされています。ですので肥満の方は減量・ダイエットすることがいびき解消の近道なのは間違いありません。
軽いいびきがよく出る方のいびき予防法としては、健全な生活を心がけ、適度な運動で筋力をつけ、体重をコントロールすることが最もすすめられていることです。しかし、運動療法は目に見えてすぐに効果が出るものでもなく、健康のためには勿論良いことで、いびきの抑止効果としては確実ではありませが、やってみる価値はあると思います。
また就寝前のアルコールや過食を控えることがいびきを治す近道です。お酒を飲み過ぎたり、食べ過ぎたりすると、普段は何ともない人でもいびきをかきます。精神安定剤、睡眠薬の常用も、のどの緊張を弱くしていびきを誘発します。健全な社会生活を送っている方では無縁のことかもしれませんが、不規則な日常生活の方では生活習慣そのものの見直しも必要です。
いびき防止法には健康的な生活を送る事が大切なんですね。しかし現代人にはこれが1番難しい事かもしれませんが。。
☆ 具体的ないびき解消法は?
・いびき解消法で一番手っ取り早い方法は横向きで寝る事です。横向きで寝ると気道(空気の通り道)の確保ができて、仰向けに寝るのと比べていびきをかきにくくなり、いびき予防にとても効果的です。
・肥満体形の方は、のどの周りをスッキリさせてのどの圧迫を軽減するのも効果的です。いびき解消だけでなく、様々な生活習慣病予防のためにもダイエットしましょう。
・お酒を飲むと、のどの周りの筋肉は緩んでしまいます。お酒を控えることでいびき解消につながります。
・いびきは寝ている間に気道の筋肉が緩んで狭くなることが原因です。歌を歌うことで気道の筋肉が引き締まり、 いびきをかかなくなるという研究結果があります。カラオケなどでストレス発散する事は、いびき予防・いびき解消・いびき改善にはとても効果的です。
・鼻孔拡張テープやマウスピース、枕、サプリメント、いびき防止バンドなど、いびき防止グッズ・いびき解消グッズ・いびき対策グッズも充実していますので、それらのいびき防止グッズ・いびき解消グッズ・いびき対策グッズを上手に利用するのもいびきを直すには効果的です。
いびきや睡眠時無呼吸症候群はこれをやればすぐに予防、改善できるものではありません。まずは自分のいびきの原因をつきとめることが重要です。いびきの原因によっていびき予防法(いびきの直し方)も違ってきます。
さらに1人ではいびき予防・いびき解消・いびき改善が難しいのは事実です。家族の協力を得ていびきを治して、健康的な生活を取り戻しましょう!
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